TKResearchのMission
最新の研究成果を、いち早く臨床現場に届ける
Mission01
最新の研究成果を、いち早く診断薬として必要な患者さんに届ける
「最新の研究成果を、医薬品として、社会に還元する」これが2017年の創業時からの、TKResearchの会社使命です。最新の研究成果の多くは、非常に有望な診断薬の種(シーズ)を含んでいます。しかし、「患者さんが少なく、収益が見込めない」、「ニーズがどの程度あるのか分からない為、収益が計算できない」などの理由から、既存の製薬会社が積極的に開発を行ってこなかったシーズも多く存在します。
これまでに、医学部の先生のご研究等から、多数のシーズが発見され、その先生のお力で継続した測定がなされているシーズが多く存在しています。しかしながら、先生の退官や転任等様々な理由で継続が危ぶまれているシーズも数多く存在していました。こうした状況を自らの手で解決し、少しでも早くシーズを医薬品として患者さんに届けたい。そういう想いから、TKResearchは誕生しました。
Mission02
使いやすい医薬品を開発する
最新の研究成果は、最先端の技術を用いて測定されていることがあります。また、細かな測定条件によって結果が左右されるといった、非常に高度な技術を要する場合もあり、誰でも簡単に測定できる方法ではありません。研究成果を医薬品にするためには、測定方法を安定かつ簡便な手法に開発することが求められていますが、患者さんが少ない疾病・疾患については、多くの収益を見込めないことから開発が躊躇される傾向にあります。当社は、たとえ市場規模が小さくとも、他社が手がけないこうしたシーズを、誰でも使用可能な安定な測定方法として、いち早く臨床現場に届けることを目指しています。
Mission03
研究成果を診断薬にするための独自の開発ストラテジー
当社で最新の研究成果をいち早く臨床現場に届けるために、2段階の開発を実施しています。第1段階として、シーズ研究者の測定結果を再現しつつ、可能な限り簡易な方法として開発します。この開発成果を受託測定という形で臨床現場にお届けします。このようにして、継続した測定と市場ニーズの掘り起こしを同時に達成します。第2段階として、汎用性のある測定手法への変更開発を行います。診断薬は診断用医療機器で自動測定されていますので、医療機器で測定可能な形状へ変更する必要があります。この開発の途上で、様々な特許出願を行い、技術シーズとして様々な医薬品メーカーに提供いたします。当社には研究開発から製造販売承認取得まで、様々な成功体験を有する研究員が集まり、科学的根拠に基づき予測・評価・判断を行いつつ、日夜開発を進めております。
ビジネス概要
基礎研究の成果を医薬品として完成させるためには、様々なステップを経ることになります。当社ではその研究開発のライフサイクルを4つのステージに分け、各ステージで様々なサポートをしております。
ステージ1基礎研究
当社では、シーズの探索研究から臨床研究までを基礎研究ステージと呼んでいます。当社では、シーズの診断薬化や受託測定に関するコンサルティングだけでなく、受託研究開発によって、皆様のご研究をサポートしております。
ステージ2受託測定
幅広く臨床ニーズを拾い上げるために、基礎研究ステージで開発した測定方法で、受託測定を行います。受託測定の窓口としての検体受付業務から、実際の測定業務、結果報告業務まで、必要な範囲でサポートいたします。
ステージ3試薬販売
診断薬化に向けて開発した、汎用試薬の試薬販売を行っております。また、測定方法の開発や研究に必要な、抗原や抗体も販売を行っております。
ステージ4ライセンシング
研究成果を診断薬として臨床現場に届けるためには、製造販売承認申請が必要になります。こういった申請が可能な製薬メーカーに対して、開発した測定手法を技術供与(ライセンシング)しております。ライセンシングに先立ち、特許出願や薬事戦略等様々なコンサルティングも行っております。